◆歯科口腔外科の特色

当科は湖西地区において、口腔外科疾患を扱う医療機関で、

当科では主に日本口腔外科学会認定「口腔外科専門医」が、これらの疾患に対応致します。

対象とする疾患は、例えば埋伏している親知らずの抜歯、歯や歯周組織が関連する細菌感染症、

色々な基礎疾患(脳梗塞、心臓病、糖尿病等)を有する患者様の入院管理下での外科的処置等です。

従って一般歯科治療のみならず、近隣のかかりつけ歯科開業医の先生にお願いをしており、

緊密な病診連携のもと、それぞれの特性を生かし領域分担を図り、

患者様によりよい口腔外科治療を行えるよう日々取り組んでいます。

 

また開設当初よりインプラント治療を導入しており、通常の埋入植立手術のほかに、

骨吸収が著しく通法では埋入植立が困難な難症例については、

事前あるいは同時に骨造成を行いインプラントの植立を行う等、様々な症例に対応しています。

詳しくは担当医にご相談ください。

 

また、往診にて歯科治療を行っている先生方より、基礎疾患を有するためにリスクが高く、

抜歯等の外科的処置が行えず入れ歯等の治療が進まない方の入院管理下での治療も受け入れています。

 

最近では、不整脈による血栓の予防や脳梗塞の為、抗凝固薬(血をさらさらにする薬と言われています)を服用している患者様が多くなってきています。

これらの方に対し、抜歯や外科的な処置の際に、一時的な休薬により血栓の発症や、

脳梗塞の再発等が約1%生じると言われており、発症の際はより重篤な状態になるとの報告があります。

 

当科では医科の主治医との病態に対する対診を行い、

短期間の入院管理下(ほとんどが1泊2日)に外科的処置を行い、

基礎疾患のモニターや術後の異常な出血に対応する為の体制を整え、

琵琶湖大橋病院の内科・糖尿病センター・透析センターや関連科と連携をとり、

より安全に歯科の処置が行えるようにしています。

(社)日本口腔外科学会ホームページ(一般向け) http://www.jsoms.or.jp/public/
 
取り扱い疾患

 

◆口腔外科的疾患

インプラント治療、埋伏歯(親知らず・正中過剰埋伏歯等)の抜歯、

顎顔面領域の炎症・外傷、顎骨骨折、顎口腔腫瘍(口腔領域の腫瘍・口腔がん検診等)、

嚢胞性疾患、顎変形症、顎関節疾患、口腔粘膜疾患、唾液腺疾患等。

 

◆基礎疾患を有する患者様の治療

心疾患・糖尿病・脳血管障害等の基礎疾患を有する患者様の入院管理下での観血的処置、

障がい者(児)の入院全麻下歯科治療、寝たきり高齢者の入院下での治療等。

 

◆地域医療機関の先生方へ

近年では高齢化や社会構造の複雑化によるストレス等により、

基礎疾患を有する患者さんが増加しています。

特に抗血栓療法を行っている患者さんの抜歯等の外科処置の依頼が、

かかりつけ歯科医院より多数あります。

医科主治医の先生方には、患者さんの現況、服薬内容等の情報収集の為、対診を行っており、

その情報による対応下に外科的な処置を行っています。

その後、義歯の作製やう蝕・歯周症の治療に関して、かかりつけ歯科へ逆紹介をしています。

このように歯科口腔外科は、医科歯科の間を取り持つ診療科として、我々の診療科は機能しています。

今後とも、対診の際には何卒よろしくお願い致します。